当日の午後2時から約1時間、行事坊の本堂で僧侶と稚児による法要が営まれたのち、「印頭」を先頭に「大傘」を差し掛けられた「導師」の手で「中将姫」が「娑婆」へ運ばれて、来迎一行を迎える準備が整えられます。
印頭（いんとう）・導師（どうし）・
大傘（おおがさ）
導師 中将姫を持つ
導師（どうし）
導師（どうし）・大傘（おおがさ）
午後3時からの行列は、錫杖を持つ「棒付」を先頭に、花束を手にした花稚児16～20数名（男児は勺子）、法螺貝を吹く役2名、銅鑼を鳴らす役2名、鐃鈸（シンバル）を鳴らす僧侶2名、僧侶約10名と稚児12名（交互に）、楽人（がくにん）3名、本稚児（玉幡を持つ）2名、天童2名、地蔵菩薩2名、観音菩薩6名（面役には介添役が就く）と続き、総勢70余名ほどで構成され、「中将姫」を迎えに「娑婆」へ向かって進んで行きます。
棒付（ぼうつき）
錫杖（しゃくじょう）を持つ 。
花稚児（はなちご）
紅白の衣装。千手地元の子ども。
最近では、稚児の12人以外は花稚児になっている。
法螺（ほら）
法螺貝。
繞鉢（にょうはち）
寺方がシンバルのようなものを持つ。
寺方
お坊さん。
稚児
お坊さんの間に緑色の衣装を着た「稚児」が入る。（12名のみ）
この衣装は、行事坊の檀家の子どもが着ることができる。
楽人（がくにん）
笙（しょう）や、横笛などで雅楽を演奏する人。
本稚児
2名、玉幡（ぎょくばん）を持つ 。
天童（てんどう）
2名、如意を持つ。
（付き添い2名）裃（かみしも）。
地蔵
2名、錫杖を持つ 。
（付き添い2名） 裃（かみしも）。
観音
4名 。
（付き添い4名）裃（かみしも） 。
観音
表観音・裏観音
表観音 1名
（付き添い1名）裃（かみしも）。
裏観音1名
（付き添い1名）裃（かみしも）。
中将姫
中将姫の受け渡し
迎仏
迎仏及び観音
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